みなさん、こんにちは!
税理士の田口です。
今日も孫子の兵法から。
テーマは「勢篇(せいへん)」、文字通り「勢い」についてです。
何事も勢いが大事。
孫子の教える「勢」とは、弓を限界までギリギリと引き絞り、ここぞという瞬間に一気に放つエネルギーを指します。
そういった意味で、経営が一番の勢いを持つのは、やはり創業当初なのかもしれません。
それまで温めてきた思いや夢が、起業という瞬間に向けて目一杯引き締められ、一気に解き放たれる。だからこそ、周囲を巻き込む最大限のパワーが生まれるわけです。
一方で、事業が安定してきた後はどうでしょうか。
「もうあの頃のような勢いは出せないのか」というと、私はそうではないと考えています。
安定期こそ、意識的に「計画」を立てるのです。
つまり、次の目標に向けて弓を何度も構え直し、じりじりと引き締める期間を作る。
常に小出しで、その場しのぎの対応を繰り返していては、勢いは生まれません。
大きな目標と、そこに至るまでの緻密な計画。それらがパンパンに凝縮されているからこそ、解き放ったときに事業を大きく動かす「勢い」が宿るのです。
実は私自身も、十年後の税理士業務について、今やっていることをさらにパワーアップさせたような計画を持っています。
物理的な条件が整うのを待っている段階なので、今すぐ形にできるものではありません。
しかし、それはずっと私の心の中で引き絞られ続けています。
いつか、しかるべきタイミングで解き放つ。そんな心づもりで日々を過ごしているのです。
あなたとタッグに。
最後まで経営を続けるパワーを。
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参考文献
浅野裕一先生著『孫子』講談社学術文庫
勢篇より