真の勝者はヒーローになれない|孫子の兵法
みなさん、こんにちは!
税理士の田口です。
今日も孫子の兵法から。
少し意外に思われるかもしれませんが、「本当の勝者」についてのお話です。
孫子はこう言います。
「月を見ることができても、視力がいいとは言われない」
「産毛を持ち上げても、力持ちとは言われない」
そして、
「誰もがわかるような勝ち方をしたところで、知恵者とも勇者とも言われない」
……と。
本当に強い人は、戦う前に「絶対に勝てる状況」を作り上げてしまいます。
あまりに圧倒的な布陣を敷いているので、勝つべくして勝つ。はたから見れば、苦労せずに勝ったようにしか見えません。
ゆえに、真の勝者は、圧倒的であればあるほど名誉が得られないのです。
それは決して新聞の一面を飾るような派手なドラマにはならない。
まるで、朝食を食べるかのように、ごく自然に勝つ。
この境地に至るには、一体どうすればいいのでしょうか。
私の税理士試験での経験を振り返ると、それは「反射的に動くまでの鍛錬」なのだと思います。
一問一答、呼吸するように仕訳が切れるようになるまで、徹底的に反復する。考え込む隙すら与えないほど体に染み込ませる。
勝利もまた、こうした地味な反復や鍛錬の先にあるのだと思います。
そういう意味では、私にとって孫子の兵法を読み込むこともまた、経営という戦場に立つための大切な「鍛錬」の一つと言えますでしょうか……。
あなたとタッグに。
最後まで経営を続けるパワーを。
Tag税理士事務所でした。
参考文献
浅野裕一先生著『孫子』講談社学術文庫
形篇より